2014年5月14日水曜日

どうせ死ぬならがんがいい(12)

 検診で前立腺がんの人を見つけて「手術するか、放射線にするか」と迫ってくる。近藤氏に言わせれば治療する必要性を認めないがんに、放射線をじゃんじゃんかけて前立腺を虐殺してるんです。それでも副作用がなければいいけど、ひどいときには人工肛門になったりするんです。

 わたしの場合も前立腺肥大で尿の間隔が短くなったので、その治療のみに行ったら、「前立腺が大きいからちょっと削ろう」ということで、削りました。
 次に、「念のために細胞を調べましょう」ということになって、調べるとがん細胞がありました。その医者は、「再発の懸念がないように全摘出しましょう」ということになりましたが、「ちょっと待ってくれ」と調べると、前立腺の全摘出は尿洩れに困っていると言う人も多く、コンプリートなEDになるということもあって、これはやめようと決め、放射線治療を選びました。38日間通院しました。
 その結果、もう4年になりますが、数値も限りなくゼロに近いものです。放射線治療を選ばずに放置しておくという手段もあったようですが、なかなか周りが許しません。がんで外科手術を選ばれた方も放置するという決断がなかなかできなかったのではないでしょうか。わたしも心臓のバイパス手術など大きな手術をしましたが、さて胃がんが分って切るかと言うと内視鏡によるものまででしょう。開腹までして手術を受ける気はしません。

 

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