2014年2月26日水曜日

都知事選は調査どおりの結果

  古くなりましたが、あまり報道機関の統計を信じないわたしも今回の東京都知事選の世論調査の正確さには驚きました。告示後の各社世論調査を見ると、舛添要一氏が細川護煕氏をダブルスコアで突き放しリードしていました。

123日、24日調査の共同通信によると舛添氏37%、細川氏16%、宇都宮氏14%、田母神氏6%でした。

告示後の125日、26日の数字が舛添氏40.6%、細川氏17.0%、宇都宮氏14.7%、田母神氏9.3%。細川氏は舛添氏にダブルスコア以上の差がついていました。

細川氏は頼みの無党派層に浸透していませんでしたので、すでにこの段階で勝負はほぼ決まっていたわけです。舛添氏はピノキオと呼ばれているくらいで、調子がいいとすぐ鼻が高くなるという具合に必ずしも好かれていません。しかし、政府与党は、恫喝すればどうにでもなると思ったのでしょう。

114日は、細川氏が大爆発するかと思われましたが、22日までの貴重な8日間、表に出ず無駄に過ごした。マスコミは反発し、爆薬が湿ってしまったといわれています。

争点にしようとした脱原発が争点になりませんでした。いい参謀がいなかったのでしょう。各調査では争点は福祉がトップで景気・雇用が次ぎ、原発・エネルギーは3位でした。作戦負けです。それに細川氏には覇気がなく、応援の小泉氏が食ってしまい、引き立て役になっていたともいわれています。

舛添氏のポスターにある「元厚生労働大臣」が都民に受けたのかもしれません。

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