2014年2月1日土曜日

飯島参与の怪しい動き

飯島勲内閣官房参与
 これは、123日の日刊ゲンダイの「永田町の裏を読む(高野孟)」から拾ったものです。

117日付の毎日新聞の安倍靖国参拝を検証する記事の中にチラリと出てくるのが、飯島は昨年12月中旬に極秘に訪米し、2008年の大統領選でオバマと争った共和党の重鎮マケイン上院議員らと接触、「靖国を参拝しても米国の反発は大したことはない」という感触を持ち帰って、それに励まされて安倍が参拝を強行したというものです。

 昨年11月には衛藤晟一首相補佐官がワシントンを訪れて、米国務省関係者やアーミテージら知日派から「いま参拝して中国や韓国を刺激するのはやめろ」と言われてきて、それを理由に菅義偉官房長官らは参拝に慎重な態度をとって安倍を押しとどめていたといいます。

 飯島氏は、この衛藤報告に不満で、自分でワシントンに出かけて行って、マケインなどの対中強硬派とばかりあって、「中国とはどんどんやり合え。米国は応援するぞ」といった勇ましい声をかき集めてきたらしい。それで安倍がすっかり状況を見誤って、オバマ政権の「失望」を買う結果となったといいます。

 マケインは「イラン、キューバ、中国に対しては外圧で“体制変革”を迫る」というネオコン的な外交政策の持ち主です。

 昨年8月に日本経由で中国を訪問した際には、東京で安倍と会談し「沖縄と尖閣は日本の領土だというのが米政府・議会の立場だ」と言い放ち、次に訪れた北京では中国側から「言動を慎むべきだ」とクギを刺され、米国務省もマケイン発言の趣旨を否定する談話を発表するという騒動になりました。

 飯島は2月初旬にまた訪米して、ロビイストのロイ・ファウチが主催する講演会で「日本政治の過去・現在・未来」と題してスピーチするそうです。

 はたして、こういうことでいいのか。いいはずはないのですが、コントロールするひとがいないようです。

 これは、北朝鮮に勝手にゆくアントニオ猪木氏も同様でしょう。国益を害さない統一した動きが重要でしょう。

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