2014年1月31日金曜日

細川護煕評

細川護煕氏
 故松野頼三氏に興味深い細川護煕評があるといいます。政治評論家の鈴木棟一が書いたものです。

 「共に熊本で『領主と領民』の関係です。これは、21年前、細川政権が誕生したときの談話です。
『地面ばかり見ている政治家がいる。地平線を見て歩む政治家もいる。細川氏はその2つに入らない。この男は山の上で、天の星、風や雲を見て政治を占うタイプだ。下情にも通じているし、風と雲をみている』

 まるで、諸葛孔明のようです。

 『私は昔から、この男はちょっと違う、先を見るのが早い、風の向きに必ず帆を上げる、とみていた。風見鶏とはちがう。風見鶏の足は動かないが、この男は動き、変身する』

 細川氏が「帆を上げた」動機についてベテラン記者が解説しました。

 『衆院選、参院選とも自公が圧勝し、野党は弱体化して手も足も出ない状況だ。安倍首相は数をたのんで特定秘密保護法の採択を強行した。首相は反省がなく政治運営に丁寧さが足りない。首相の独裁手法に国民は反発している。この状況を一変させねば、いまこそチャンス、と見たのだ』

 細川・舛添対決の勝敗は。見方が二分している。小泉氏は昨年暮れに言った。「細川さんが出たら細川さんの勝ちだ」

選挙プランナーの三浦博史氏は言った。「東京新聞の世論調査は、ダブルスコアで舛添氏だった。舛添氏が強い。佐川急便からの1億円などネットでの落選運動になるだろう」

果たして、結果はどうでしょうか。わたしは、細川氏を押したいと思います。友人の中には、だれがなっても、大きくは変わらないだろうといいますが、それならまだ安心でき、見かけもいいひとの方がいいように思います。また、ねずみ男は何をするか分らないという危うさを感じます。

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