2014年1月14日火曜日

門松の形状

門松(そぎ)

東京に来ると門松の形状に2種類あることに気づきます。竹の先端部の形状が、斜めに切った「そぎ」と、真横に切った「寸胴(ずんどう)」の2種類です。 「そぎ」は徳川家康が始めたもので、徳川家康の生涯唯一の敗北として知られる「三方ヶ原の戦い」(1572年)のあと、対戦相手の武田信玄に対して、次には斬るぞという念を込めたのが始まりという説があるといいます。関西や福岡では、「そぎ」が一般的なように思います。東京に来るまでは、「寸胴」は見たことがありませんでした。わたしは、「そぎ」の方が好きですし、立派に見えます。

門松(寸胴)
門松の設置は「松の内」に入る12月13日以降ならばいつでも良いそうです。12月29日に飾るのは「二重苦」、さらに9の末日でもあるので「苦待つ」に通じるとされ、「苦松」といって忌まれています。また12月31日に飾るのは「一夜飾り」「一日飾り」といって神をおろそかにするということから、それぞれ避けられているようです。7日までを「松の内」といい、お正月の松飾りをつけておく期間となり、6日の夕方や翌7日に片づける場合が多いようです。

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