そうしたなか、日本がTPPに交渉参加し、それらの国と一気に実質的なFTAが作られることになる見通しとなってきました。12月10日の段階では、年内合意は難しいようですが。これを見て、韓国が焦ってTPP交渉に参加してきました。
TPPに入ると実質的に日本ともFTAができることになります。これは韓国にとって悪夢といえるはずです。日韓貿易は韓国の大幅な輸入超過になることは、明らかです。
韓国としては、日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドを後回しにしても、中国とのFTAを優先して来たわけですが、これも路線変更になります。
朴槿恵政権は中国重視の対外政策を実行してきましたが、やはり中国は共産圏なのでうまくゆかず、自由主義経済圏に回帰せざるを得なかったというのが実際の話でしょう。これは朴政権の対外政策の失敗といえるでしょう。
安倍政権は米国重視で一貫していますが、韓国の朴政権はかなり迷走して来ました。貿易面で方向転換し、安全保障面でも、防空識別圏設定問題で中国としっくりこないので、米国重視へ回帰する必要性を感じたのでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿