2013年12月6日金曜日

脱原発の小泉氏への自民党の反論

 自民党の原発再稼働を推進する議員でつくる「電力安定供給推進議員連盟」(会長・細田博之幹事長代行)が、1121日、反小泉の資料をまとめました。「原子力発言の現状と将来」と題した資料で、大ざっぱに言うと、「100万キロワット級の原発で年間排出される使用済み燃料は、輸送容器(キャスク)2基分で、保管スペースは8畳分」「使用済み燃料を再処理してガラス固化すると、貯蔵スペースは4畳分」という内容です。

要するに年間で排出される使用済み燃料は容量が小さく、捨て場所を探す時間も十分あると主張しているわけです。小泉元首相の「最終処分場のメドをつけられると思う方が楽観的で無責任」という発言に対抗したものです。

どんなに容量が小さくても半永久的に強い放射能を発する核のゴミは捨てる場所がないのは自明の理で、国内原発の使用済み核燃料は既に17000トンあり、10年以上前から処分場の候補地を探していますが、いまだに何のメドも立っていません。

こういう資料の作成には、もっと全党挙げて取り組んでもらわねばならないでしょう。こういう重大なことをちょっと鉛筆を舐めただけで、終わりにしようというのは、政権与党として問題でしょう。

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