2013年5月13日月曜日

WBCの収支決算

 
WBCは、今回は日本は、準決勝敗退に終わりました。前2回が優勝ですから、もう少し期待しましたが、日本人の大リーガーなしでは、こんなものかもしれません。

ところで、WBCの収支決算は、どうだったのでしょうか。各国のスポンサー料や放映権料、ロイヤルテイーなどの収益が一括してWBCの運営会社に入り、それが各国へ分配されることになっています。割合は大リーグ機構と大リーグ選手会、つまり米国が66%、日本の取り分は13%に過ぎません。

米国は、会場とシステムを提供し、日本を心地よく遊ばせる。その代わりにテラ銭はガッポリもらいますよというスタンスだったようです。

今年行われた第3回大会も、どこが勝とうが潤うのは米国という基本的な図式何にも変わりませんでした。

NPB(日本野球機構) 関係者から聞いた話しでは、主催したNPBと読売は約3000万円の赤字になる見込みだそうです。対照的に2次ウランド敗退の米国は数十億円の黒字を計上したらしいということです。

優勝した第2回大会の収支は、優勝賞金の約26000万円が加算されてようやくトントンでした。今回は準決勝敗退の賞金である約15000万円を手にしても、約3000万円の足が出たことになります。

WBCの放映権料を購入した民放2局は、おのおの約20億円のカネを払ったといわれます。合わせて40億円。WBCの運営会社に莫大な収入が転がり込んでも、その大半は米国に吸い取られる仕組みになっています。

毎回、言われますが、どれだけ目の色を変えてやっても、所詮手に入るのは名誉だけで、数千万の赤字解消するのが関の山ということになります。

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