2013年5月8日水曜日

TPP対策で常に出てくる農業の大規模化

 安倍首相は、たいした調査もせずにTPP交渉の参加を決めたようです。TPP交渉参加は、賛否の意見が分かれるところですが、日本の経済への影響を十分に考えてほしいものです。大企業や大新聞は、すぐに自動車、保険などの件を持ち出しますが、これらは、日本固有のものでもありませんから、落ち着くところに落ち着くでしょう。問題は、農業や、けっして規模の大きくない工芸品などです。これらは、「グローバル」と問答無用に網にかけられたのでは、生き残れません。こういったところにも目のいきとどく人を交渉に選んでほしいものです。一方、自民党の大票田の平野部の農業ですが、これまでも何兆円も補助金を払って育てようとしましたが、いっこうに育たず、1票いくらで、お金を渡した感があります。補助金がなくては生きていけない産業は、この機会に見直すべきかもしれません。日本の米もたしかに美味しいのですが、タイのスティックライスなども美味しいものです。残念ながら、あまりに輸入関税が高いので、わたしたちの口には、入りません。

どうすれば、強い農業が出来上がるのか、各都道府県ごとに意見を出してほしいものです。そして、ほんとに生き残る道があるのか。農機具なども日本のものは高いようです。しかし、高くてもその農機代の多くを補助金で払ってくれるために買っているということもあるでしょう。中国の農機具などは、非常に安いですし、おそらくアメリカの農機具も安いでしょう。農薬、肥料などもトータルで考えねばならないでしょう。

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