2012年6月7日木曜日

ソニー・パナソニックが有機ELで提携

ソニーとパナソニックが有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビ事業で提携交渉入りしました。
半導体など次々と日本のシェアを切り崩してきた韓国サムソン電子への対抗軸づくりです。

ソニーとパナソニックが次世代テレビの本命とされる有機ELテレビの生産技術で提携を目指すと報じられています。
ソニーは液晶パネルの出遅れを挽回しようと2005年にサムソンとパネルの合弁生産を始めました。だが提携相手のサムソンが液晶テレビ市場を席巻し、ソニーはテレビ事業で一度も黒字を出せないまま、今年1月に合弁を解消しました。

米ディスプレイサーチは有機ELテレビ市場は13年が40万台、14年に225万台へと増え、15年には500万台と液晶テレビの2%弱の規模になると予測しています。液晶より高精細で消費電力の少ない有機ELパネルを、どのくらい低コストで生産できるかに勝負がかかっています。

かつて世界の電機産業をけん引した日本のテレビ大手の株式時価総額は3社合計でも3兆円弱で、サムソンの4分の1123月期の設備投資合計は約7000億円で、サムソン(1112月期)の半分以下です。
これは、わたしの直感ですが、うまくいくように思えません。ソニーは出井社長のころから、会社が変わってしまった感があります。それにソニーからサムスンに行った人も多く、ソニーは日本企業とはいえません。パナソニックの技術もソニーから、サムスンに流れるような気がしてなりません。

0 件のコメント: