2012年6月10日日曜日

小型デジカメとスマホ

高画素のカメラが付いたスマートフォン (多機能携帯電話)に市場が侵食される中、メーカー各社はデジカメならではの魅力を高めて人気が復活を狙う。

富士フィルムは、光学20倍スームレンズを備えた小型デジカメ「ファインピックスF770EXR」を2月に発売し、好調なようです。ソニーの「サイバーショットDSCHX30V」も、光学20倍ズームが売りで、パナソニックとペンタックスリコーイメージングは、それぞれ水中の深さ12㍍まで撮影可能で、衛星利用測位システム(GPS)の活用で、撮影した位置も記録できます。
小型デジカメの2011年の国内向け出荷台数は前年比11.4%減の8039565台となり、12年も7.5%減の740万台を見込んでいます。
不振の背景には、スマートフォンのカメラ機能が充実してきたことがあります。

キャノンが3月に発売した「IXY420F」は、無線LAN機能に加え、登録した人物に優先してピント合わせたり、笑顔を認識して自動的に連写したりできます。

キャノンの201212月期の業績は本業のもうけを示す営業利益が前期比2割増の4600億円近くに達する公算が大きく、連結売上高は10%増の39000億円前後と、予想を約1500億円上回る見通しです。

10数年前も携帯にカメラをつけるか、カメラに通信機能をつけるか、考えたことがあります。結局、カメラメーカーはカメラに通信機能をつけることができずに、携帯メーカーが携帯にカメラをつけて、結局携帯メーカーに軍配が上がったように思います。しかし、カメラメーカーは、一眼レフカメラで収益を上げているようです。
カメラメーカーもデジカメに通信機能をつけた画期的なものを出してほしいものです。

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