2012年6月3日日曜日

ボケない脳の作り方(4)

運動は脳のアウトアップの最たるもので、人間が運動する際、知識はもちろん、メンタルな面も影響しますから、全身の筋肉や呼吸を調整するため人間の脳の総合力が試されます。

ウオーキングや水泳、登山などの運動には大きな意味があるのです。
少なくとも130分程度の歩行はした方がいい。
頭そのものを使うことも大切と、柴田教授は言います。
「人間の脳は使い方として、インプットするだけではなく、アウトプットすることが重要です。人間は情報をインプットする際にはそれほど脳は使いません。アウトプットする時、脳をたくさん使います。

知識だけではなく、アウトプットしなければ、脳にとって本当の刺激にならないのです。

そもそも“ボケない脳”の持ち主として挙げられるのが、意外にも中小企業経営者です。
今のご時世、絶えず頭を動かせていないと会社を存続させられません。
その意味では中小企業の社長は非常にクリエティブな脳の使い方をしています。
まさに生涯現役の象徴的な存在だと思います。

中小企業経営者と同様に、天候や気温など、様々な変化への対応を強いられる農家も、脳が老化しづらい職業です。
一念発起して、高齢者大学に通っても一方的に講師の話を聞いているだけでは脳はほとんど使われないといいます。
脳の老化を防ぐには神経回路網を若々しく保つことが大切。

画家や徘人は認知症にならず、頭がはっきりしていて長生きする人が多いといいます。これは脳をよく使っているからだと考えられています。
また脳だけでなく、情緒的、エモーションナルなものを使うのがいい。
葛飾北斎は88歳、パブロ・ピカソは91歳、梅原龍三郎は97歳、小倉遊亀は105歳で天寿を全うしました。
右脳も左脳も両方をずっと使うのがいいとされています。
とにかく指先を動かし、脳を動かせることが大事です。
老化は体の末梢から進行していきます。老化は発達の逆の順序で機能が少しずつ低下していきます。ですから、末梢で食い止めれば、老化は中心部にいきづらくなるわけです。
ピアノを弾いたり、料理を作ったりすることも、老化防止には有効だといいます。
料理は非常に脳を刺激するクリエティブな活動です。

マヨネーズばかりをやたらと買い込む。冷蔵庫の中に賞味期限の切れたものがたくさん詰まっている。財布に小銭ばかり入っている。これはつまりお釣りの計算ができず、何でも千円札で支払ってしまうからです。

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