2012年4月30日月曜日

佐高信の「原発文化人50人斬り」(9)

幸田真音
幸田露伴の孫か、幸田文の娘かと思っていましたら、まったく関係ないようです。佐高氏は、幸田真音も斬って捨てています。
幸田真音は、
「東日本大震災から1ヶ月余の425日に、東京は日比谷の帝国ホテルで『還暦祝』とやらを大々的にしたそうですね。
発起人などには東京電力元社長の南直哉や日本銀行前総裁の福井俊彦、そして塩爺こと塩川正十郎らが並び、作家の渡辺淳一や漫画家の弘兼憲史らがスピーチしたとか。
あなたたちが太鼓を叩いた原発が福島で大事故を起こして、収束することもなく、住民は避難を余儀なくされている時に『お祝い』をするとはどういう感覚の持ち主なのか。それほどに無神経、無責任だから、原発安全の旗を振ってこれたのでしょうが、それを止めることなく発起人となった東電元社長らにも呆れてしまいます。

あなたと同じように原発推進に協力してきた経済評論家の勝間和代は、震災後の326日に放映されたテレビ朝日系『朝まで生テレビ!』に出演し、『放射性物質が実際よりもかなり怖いと思われていることが問題』であり、などと発言し、インターネットで『この女は許せない』とか、『人の気持ちがわからないのか』といった集中砲火を浴び、最初は反論したものの、4月15日公開したブログで次のように謝罪しました。
彼女は『電力会社のCMに出演したものとして、電気事業連合会後援のラジオ番組に出演していたものとして、宣伝責任ある人間として』謝罪したわけですが、同じような立場にありながら、あなたはほぼ同じころに謝罪するどころか、自分の還暦を祝っていたことになります。これは鈍感で無神経で無責任な者にしかできないことでしょう。

元モーニング娘の矢口真里でさえ、結婚披露を延ばしたと聞きました。ということは、あなたの“常識”は矢口真里以下ということですね」
と糾弾しています。

 昨年は、九州大学なども創立100周年の記念すべき年でしたが、記念式典をすべて中止し、集まったお金も支援金として寄付したと聞きます。こういう人の心の分からない人が、メディアに取り上げられ、偉そうなコメントを言うのもいかがなものでしょう。また、還暦祝いに出席したひとたちの脳細胞、常識を疑います。こういう人が上に立って、組織を動かして来たために日本の国はおかしくなったのでしょう。

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