2011年10月25日火曜日

前原政調会長の悲鳴

 代表選で3位と大惨敗した前原氏は相当なショックを受けていたといいます。敗北した直後は憮然としていましたが、政調会長への就任が決まると一転して上機嫌になりました。

新しい政調会長は絶大な権限をもつことになりました。『すべての法案は、原則として、政調会長の事前承認とする』ことが決まったわけです。

ところが、組閣翌日(93)から急に元気をなくしたといいます。政調会長代行に仙谷由人(65)が就くことが決まったからです。当初は城島光力(64)に内定し、前原も歓迎していましたが、急遽、差し替えられました。

「仙谷さんを政調会長代行に起用すると聞いた前原さんは、茫然自失で涙目だったそうです。自分より力量が上の仙谷さんが部下ではやりづらい。実権を奪われるのは目に見えています。しかも、仙谷さんを就けたのは、自分が暴走しないためだと噂が広がり『オレは信用されていないのか』と二重のショックだったようです。

追い打ちをかけたのが、「政策決定」の仕組みまで変更されたことです。政調会長が決定権を握るはずだったのに、党内から「前原の権限強くなるのは良くない」という声が強まり、結局、野田首相(54)や輿石幹事長(75)など6人でつくる「政府・民主三役会議」が決定権を持つことになりました。

これでは前原は「上司の輿石」と「部下の仙谷」の実力者2人に挟まれ、ほとんど身動きが取れなくなり、名前だけのただの中間管理職といわれています。

「今度の政調会長は、ただでさえ大変です。政調会が大荒れになるのは間違いありません。前原さんは、サンドバック状態ではないでしょうか。根回しの下手な前原さんが党内をまとめられるはずがない。しかも、上司と部下はクセ者の2人です。前原さんも、まさかこんな立場になるとは思わなかったでしょう。なんにもできないくせに、口だけは一丁前の前原が、どう政調会長を務めるのか」と民主党議員が噂しています。

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