2011年10月17日月曜日

女性にモテル男

 順天堂大学の白澤卓二教授によると、「東京大学の東原和成教授らは、マウスのオスの涙から、性フェロモンとして働くタンパク質「ESP1」を発見した。メスがこのタンパク質を吸い込むと鼻の奥の感覚器に作用し、メスの脳の視床下部が活性化する。するとメスは交尾を受け入れる気分になる」といいます。

実際、ESP1を涙に多く含むオスほど、頻繁に交尾ができることが分かりました。

残念ながら、ヒトにはESP1のようなタンパク質は見つかっていません。

視床下部は自律神経、ホルモン系、情動、性行動などの本能行動を制御し、「エストロゲンを、いつどれだけ卵巣に分泌させるか」の指示も出します。エストロゲンは、「美人ホルモン」とも呼ばれ、女性らしい体つきや、若々しい美肌を作り出す女性ホルモンのことです。

視床下部が活性化すると、女性は喜怒哀楽も表情も豊かになり、エストロゲン効果で肌がつやめき、性欲も高まり、女性として、「うるおって」くるといいます。

笑いは視床下部を活性化し、「脳内麻薬」であるβ―エンドルフィンの分泌も誘導します。β―エンドルフィンはランナーズハイなど、人が脳で快楽を感じた時に分泌される脳内ホルモンで、性的快楽でも脳内分泌が誘導されます。不思議に、モテル男と、なぜかもてない男と見比べ見てください。「笑わせ力」が要因かもしれないと白澤教授は語っています。

口ベタで女性とまともに話すこともできないなら、今日から「明るい表情と笑顔」を心がけるのも一案です。

自分がニコニコしていれば、相手もミラーニューロンを活性化し笑ってくれる可能性が高くなります。笑いには、アンチエイジング力やモテ力のほかにも、ストレスや痛みを軽くし、免疫力を高めてくれる効能もあります。村上和雄筑波大学名誉教授は吉本興業と共同で、糖尿病患者が漫才で爆笑すると、血糖値が大幅に下がることを証明しました。笑いで脳の血流が増え、脳神経が活性化してボケ予防になることもわかっています。

加藤茶さんの口癖は「若い娘と付き合うとエネルギーになる」です。一念発起して笑い、笑わせる力を磨きあげ、人生の若返りをはかるのも悪くないでしょう。

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