2011年8月14日日曜日

天皇陵の立ち入り調査(3)

 産経新聞がとったアンケートでは、次のようになっていました。

天皇陵への立ち入り調査はさらに進めるべきか

84%YES NO16%

学術的な見地から教科書などで天皇陵を地名で呼ぶ例(応神天皇陵→誉田山古墳など)が増えているが、賛成か

46%YES NO54%

天皇陵調査問題に関心があるか

91%YES  NO9%

 発掘調査に対しては、圧倒的に賛成派が多いのですが、意見としては、次のようなものがあります。

「今後の教育のため、神話や憶測ではない日本の歴史を調べる手立てとして、天皇陵の調査は必要なことだと思う」。

「寺院の本尊のように不可侵の聖域があってもよい。何もかもさらけ出すことには違和感ある」。

「天皇陵を調査するのは神話を破壊する行為。そのままの状態においてもらいたい」。

 よく分からないのは、宮内庁長官の上に、総理大臣がいるはずなのです。天皇陵埋葬者が誰なのか、日本の歴史を知る上でも、必要なはずなのですが、これを命令した総理大臣は、一人もいないようです。

 わたしは、どちらかというと発掘容認派です。仁徳天皇陵なども盗掘されて、そのときに盗まれた立派な太刀が存在すると言われたりしています。古墳時代は、歴史の中でもっとも謎に包まれた時代です。先祖が冒涜されないような形で、天皇陵は発掘されるべきではないでしょうか。これにより、文字が書かれたものが出てきたりすると、日本の歴史の解明に多大な貢献があるものと信じます。

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