2011年4月18日月曜日

西岡参院議長、菅首相を批判(2)

西岡武夫参院議長は7日、国会内で記者会見し「菅内閣が今の状態で国政を担当することは将来にわたって許されない。3月11日の東日本大震災の発生から1カ月、菅直人首相の退陣を求める“菅降ろし”の風が再び強まりました。民主党の小沢一郎元代表が、首相退陣を求めた西岡武夫参院議長の発言に「感銘を受けた」と呼応しました。

「本当に深刻だ。このままでは日本は世界から信頼されなくなる」

小沢氏は8日、側近議員との会談で、東京電力福島第1原発の事故対応に四苦八苦する菅政権の窮状に苦言を呈した後、西岡氏の発言に全面的な賛意を示しました。

西岡議長の発言に対して、「民主党政権が国民の信頼を失いつつある中、参院議長一人だけが党を支えている」と最大限のエールを送りました。

この発言を聞いた側近議員の一人は、「今、内閣不信任案が出たら自分は賛成する。与野党の圧倒的多数で可決するんじゃないか」と興奮を隠さしませんでした。

政務三役のひとりは、震災前、民主党内では低支持率にあえぐ首相の早期退陣は不可避とみていました。未曾有の大災害で、“菅降ろし”の風はいったん止みましたが、ここにきて「政権内にも菅さんじゃダメだという空気が充満している」と語っています。また、菅首相は、側近にこの大震災で首相辞任は、2年延びたとも話しています。

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