2011年3月24日木曜日

小遣い制の男は出世しない(1)

 夫の小遣いは家計の最重要項目で、収入から真っ先に確保すべき支出としています。

 小遣いは最低、税込み年収額の
1割程度は確保したいと書かれています。

 そんな、世のオトーサンが泣いて喜びそうなことを言ってくれるのは、「夫の小遣いはケチるな!」の著者で、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子氏です。

「部下や同僚、社外の人と飲みに行きたいが飲みに行けない。読みたい本も買えない。これでは、ビジネスマンに必要不可欠な人脈や能力確保ができません。マネジメントやスキルアップに障害をきたす可能性があります。年齢を重ね、収入も上がれば、上がった分だけ人付き合いも増えるものです。地位が上がれば、小遣い額も上がって当然です」と花輪氏は言います。

さらに「部下から、“しみったれた上司だ”なんて陰口をたたかれるようでは、出世もおぼつきません。出世ができなければ、リストラの危険も増えます。ところが、現実はどうでしょう。夫の小遣いは、真っ先に家計に仕分け対象になりがちで、昨年のサラリーマンの一ヶ月の平均小遣い額は4600円と、3年連続でダウンしています」と話しています。

東京近郊のサラリーマンの実に54%が、月3万未満の小遣いしか貰っていません。

 花輪氏は「国際的見ても明らかに低すぎます。これは、奥さんが家計を握る“小遣い制”だからです。世界の主要都市では、78割が“自分で小遣いを決める”仕組みを採用しています。ニューヨークでは54%、ロンドンで65%が、“収入は夫婦がお互い管理する”となっています。小遣い制なんて“屈辱的”な概念自体が存在しません。妻に牛耳られ、小遣いを減らされ、人脈が細くなっていきます。趣味にもお金が遣えず、人間の幅も狭くなります」。と述べています。

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