2011年3月1日火曜日

米長邦雄の大相撲建て直し(1)

 大相撲と将棋は似たところがあるといいます。そのうえで、大相撲改革の提案をしています。

そのためには、ガチンコ相撲をとってきた貴乃花を相撲協会の理事長代行兼改革実行委員会委員長に氏名することが第一だといいます。実際には、抵抗勢力が多いので大変でしょうが。

米長氏は、「八百長の発端は理事選だった。予想を裏切って貴乃花がまさかの当選を果たした。理事選での『ガチンコ勝負』、それが堂々と行われ、明日な結果が出たにもかかわらず、内部の紛糾ぶりはこっけいですらあった」といいます。

大相撲界は、暴力、野球賭博と続いたが、これらは本人たちの不注意、不見識から来るものであり、当人たちの処分だけで済みました。ただ、処分された者、実名が出た者にはなぜか貴乃花に近い者が多かったのは偶然だろうかと米長氏は、疑問を投げかけています。

八百長を告発した元小結の板井氏も「若貴兄弟は、ガチンコ勝負ですばらしかった」と証言しています。 

米長氏は、「将棋と相撲は一対一のガチンコ勝負で、日本の伝統文化として相通ずるものがある。あるいは対極にある。投げれば勝つのが相撲。投げたら負けが将棋。待ったが許されるのは相撲。待ったは即反則負けになるのが将棋だ」と面白い比喩をしています。明日に続く。

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