2011年2月23日水曜日

英雄は群となって生まれる

 明治維新には、まとまって英傑が生まれたといわれます。薩摩藩は、加治屋町から西郷隆盛や大久保利通などが、集団で育ち、長州藩では、吉田松陰の松下村塾に高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋、前原一誠などが学びました。松下村塾などは歴史上の奇跡の私塾と評価されています。この戦国時代にも、英雄が出現しました。戦国時代の三英傑とは、ご存知のように織田信長、豊臣秀吉、徳川家康です。いずれも尾張に近いところで生まれました。

 この戦国時代の英雄を生誕順に並べると次のとおりです。年齢は数え年です。
1.北条早雲 1432年――1519年(88歳)
2.毛利元就 1497年――1571年(95歳)
3.武田信玄 1521年――1573年(53歳)
4.明智光秀 1528年――1582年(55歳)
5.上杉謙信 1530年――1578年(53歳)
6.朝倉義景 1533年――1573年(41歳)
7.織田信長 1534年――1582年(49歳)
8.豊臣秀吉 1537年――1598年(62歳)
9.徳川家康 1542年――1616年(75歳)
10.浅井長政 1545年――1573年(29歳)

 参考のためにNHK大河ドラマのお江は、1573年――1626年(54歳)です。
この10人の中で、織田信長は、天文3(1534)年生まれ、豊臣秀吉は、天文6(1537)年生まれ、
徳川家康は、天文11(1542)年生まれと、戦国時代の三英傑は、すべて天文生まれです。 そういえば、今の世は、英傑がまとまって生まれていません。乱世ではないからかも分かりませんが。英雄が育ちにくい時代かも分かりませんが、英雄を待ち望みたいものです。

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