2010年10月7日木曜日

ビタミンCの効用(1)

 今回は、生田哲氏の話からとりました。
ビタミンCを摂取している女性は、多いようです。なぜなら、ビタミンCは肌の成分であるタンパク質、コラーゲンをつくるのに欠かせない栄養素だからです。

 最近の研究で、ビタミンCには、それ以上の、もっと凄い健康効果があることがわかってきました。2005年に、NIH(米国立衛生研究所)のマーク・レビン博士のグループにより、“ビタミンCががん細胞を殺す”ことを証明する衝撃的な論文が、「米国科学アカデミー紀要」という名門誌に発表されたからです。

 生田氏は、次の4点は証明されているといいます。すなわち、
(1) ビタミンCはがんに効く
(2) ビタミンCはカゼやインフルエンザに効く
(3) ビタミンCは感染病、心筋梗塞、脳梗塞にも効く
(4) しかも、ビタミンCは安価で副作用のない安全食品である。
ビタミンCが病気を治し、病気を予防する効果があるというのは本当のようです。ノドの痛み、くしゃみ、セキなど、カゼの症状があらわれた時に、ビタミンCの錠剤を1回1グラムずつ30分ごとに飲むと、7-8回の摂取でカゼの症状がすっかり消えたといいます。
それ以来、カゼの症状が少しでもあらわれはじめたら、ただちにビタミンC療法を実行しているそうです。

 過剰摂取の心配はないのか。ビタミンCは水溶性なので、過剰な分は尿と一緒に排泄されるだろうから、有害ではないと判断しました。

 カゼをひかない娘、そして時たまカゼをひく生田夫婦の違いは、どこにあるのでしょう。生田夫婦は、ビタミンCを毎朝500ミリグラム摂取していまし。一方、ふだん娘は1回1グラムを1日2回(朝晩)摂取し、カゼのひきはじめには1回1グラムのビタミンCを30分ごとに、症状が消えるまで合計約8回摂取していました。ビタミンCの効果のカギは、「血中濃度」にあります。ビタミンCの効果は「用量」で決まるのです。カゼには、ビタミンCはよく効くようです。冬になる前にビタミンCを多く含むという柿、ミカンなどを食べましたが、どうやら絶対的な量が少なかったようです。今年の冬は寒そうなので、ビタミンCをたくさん買ってカゼ退治をしたいものです。(明日に続く)

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