2010年7月11日日曜日

本日、参院選投票日

 序盤は、優位に進めてきた菅民主党も消費税増税の発言から、急速に支持が低下し、日経の世論調査では、内閣支持率は45%に低下し、不支持率は41%に悪化しています。この結果、参院選挙の投票にどう影響するのでしょうか。

 民主党は、単独過半数にも届かず、連立与党でも過半数に達しません。一人区では、自民党が意外や検討しています。これは、密に公明党と再び縒りを戻したためと言われています。複数区では、民主の立てた新人が苦戦しています。小沢幹事長の時には、新人に多くのお金を含めた支援をしたのですが、菅・枝野・安住体制は、方針を大幅に変え、新人への支援をストップしました。小沢氏の個人秘書が張り付いて、支援しているだけです。しかし、この二人目の候補の影響は大きく、各複数人選挙区に大きな波を立たせました。これまでは、なわなわで無風に近い選挙区に緊張感を与えました。これは、比例区にも影響が出ています。18ある2人以上の選挙区で自民党が複数候補を擁立しているのは、東京と千葉だけです。それに対して、小沢氏は新潟を除く17の複数区に2人目を立てました。民主党内では、特に静岡などからは、強烈な反対が出ましたが、この複数擁立のおかげで、2人目候補がそこそこの指示を集め、それが比例区のカサ上げになっています。「選挙区では、自民と民主は、互角の戦いをやっているのに比例区では離される。敵ながら、さすが選挙を知り尽くした男ですよ」という声が自民党からは出ています。

 結果は、今晩出ますが、参院選で投票したい党は、1位が民主党で32%、次が自民で22%、3位はなんとみんなの党で11%です。立ち上がれ日本は、比例で一人、舛添氏の新党改革は議席確保も難しい状況です。

 こうなると連立以外しかありませんが、与党の国民新党も議席確保のメドも立っていない状況です。枝野氏あたりは、早くからみんなの党に擦り寄っていました。民主とみんなで過半数を超えれば、いいのでしょうが、このふたつは、似て非なるものですから、安定しません。安定のためには、公明党と組めば一番いいのでしょうが、菅氏は、その意向はありません。しかし、なんでもありの口先政治家は、いつ公明党と組もうというか分かりません。菅氏の頭には、財務官僚から洗脳された増税しかありません。今度は、環境税を謳いあげています。増税では、景気はよくなりません。もう少し勉強してほしいのですが、市民運動家出身で学歴コンプレックスの総理には、自ら勉強することはしないようです。中国の胡錦濤主席や温家宝首相は、週に1回程度、色のつかない知識人を呼んで勉強会をやっています。今日は環境問題について、今日は不動産政策について、といった具合に。日本で同じことをやろうとすると経団連や色のついた大学教授が講師になるでしょう。これでは、勉強になりません。刷り込まれるだけです。今日の夜は、非常に不安です。もう一度、日を上げる政治家が出て来てほしいものです。

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