2010年5月3日月曜日

石川議員は本当に重罪なのか(3)

 昨日の続きです。
『04年分の陸山会の収支報告書はその分、帳尻が合っていない』と週刊朝日は書いていますが、2004年の陸山会の収支報告書には、次の記載があるのです。
   2004年10月29日:小沢一郎 借入金4億円
 この記載の事実は、1月10日のサンデープロジェクトで郷原氏が指摘したのですが、テレビカメラで拡大しましたので、多くの人が見ているでしょう。しかし、なぜか、この事実を検察も新聞も週刊誌も書こうとはしないのです。いっさい無視しています。
 おそらくそういう記載があることをマスコミ自身が知らなかったので、いいたくなかったのでしょうか。しかし、それが「小沢=悪」を大きく間違って裏付けているのです。
 銀行からの借入金4億円は、政治資金規正法第4条によって「収入」には当たらないので、記載する必要はないのですから、これは文字通り小沢からの借入金4億円ということになります。そう
であるならば、こちらはちゃんと記載があるので不記載ではない
どうして石川議員は、逮捕・起訴されなければならないのでしょうか。           
サンプロ出演者のジャーナリスト財部誠一氏は次のようにコメントしています。
  「4億円の借入金の記載があるというのは衝撃的だ。新聞ではないと報じているではないか」というような声が上がったが、日頃からこの問題について新聞、テレビで解説している新聞の解説委員は、「確認してみる」などと言っているだけで、まともに答えられませんでした。毎日新聞の岸井成格特別編集委員に至っては「捜査の仕方がなんか変だな」と言い出す始末です。
 今回ほど、マスコミの報道がいい加減なこと、国民の政治への不信感を募らせたことはありません。反省してほしいものです。どうもテレビでコメンテータ役で出ている人は、テレビでいい加減な話をして講演で稼ごうとしていることがミエミエです。たしかにテレビの出演料は安いので、その分を講演、とくに地方講演で稼ごうというのでしょうが、すこしみっともなくありませんか。わたしは、こういった類のコメンテータの講演は聞きに行きません。

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