2009年9月3日木曜日

事務機メーカー各社が消耗品で稼げず

 キヤノン、リコーといった事務機メーカーが、軒並み消耗品で稼げなくなりました。これまでは、本体は安くし、消耗品のトナー、インク、カートリッジ、用紙などの消耗品で稼いでいましたが、そのビジネスモデルが壊れ始めたようです。
 各社が経費削減を打ち出したことによって、この傾向が顕著になりました。軽自動車のスズキなどは、経費節減で消しゴムひとつでも、簡単に使えないようになったそうです。さらにカラーコピーも禁止しています。カラーコピーの禁止は、大手事務機メーカー自身も抑制しています。これまでの本体を安くして、消耗品で稼ぐということが、出来なくなりました。今後、事務機メーカーは、本体は本体、消耗品は消耗品で個々に稼ぐ本来の姿に戻るのでしょう。そうなると、消耗品は安くなるでしょうから、トナーやインクのコピー品を作っていたところは、どうなるのでしょう。事務機メーカーが消耗品を安くしてくるとコピー品メーカーは利益が出しにくくなります。しかし、かれらは逞しいので、生き残るでしょう。問題は、二番手以下の事務機メーカーです。本来は、コンピュータ時代が進むとペーパーレスになると云われていましたが、実際はコピーが増えていました。この経費節減で、コピー枚数が減ると、環境問題にもいい影響をあたえるのでしょう。

0 件のコメント: