2009年8月16日日曜日

ETCはゴミになるか

 自民・公明の1000円高速で、ETCが売れに売れています。メーカーのパナソニックや三菱電機も大増産です。パナソニックは昨年12月から24時間態勢といいます。この不況の中、喜ばしいことでしょう。
 ところで、今度の衆院選挙で民主党が政権をとれば、ETCはどうなるのでしょう。高速道路の無料化をマニフェストに掲げていますので、不要になる恐れがあります。そうならないために、自民党に投票しなさいと言って回っているのでしょうが、どうなるのでしょう。
 しかし、これは心配はいらないと思います。民主党のこれまでの主張を見ていますと、いきなり無料化と言っているわけではありません。もともと、高速道路は、投資の回収が終われば、無料にしていたものです。それを、自民・公明の国交族が、永久に道路を作り続けるために回収が終わっても無料にしないようにしたものです。北九州の若松と戸畑を結ぶ若戸大橋は回収が終わると料金所は取り壊され、無料になりました。また、奈良と大阪を結ぶ阪奈道路も同様に無料になっています。以前は、これが当たり前だったのです。基本的には投資し、回収が終われば、無料にするのが、道路行政の筋です。ところが、国から多額の税金を投入してもらい、高速道路の有料による収入があっても、永久に無料にはしません。それどころか、国交族の天下り機関になって、ジャブジャブお金を使っています。
 ここで、民主党には初心に帰ってもらって、各道路を精査し、回収の終わった高速道路は、無料にします。東京の首都高や、関西の阪神高速は、これらの高速道路を何本も作れるくらいに稼いでいます。無料化のスケジュールを緻密に立てて、国民に提示してほしいものです。ETC、VICSに絡んだ外郭団体でも、実に多くの人たちが巣食っています。よく分からないのは、ETCを付けていると、1000円になり、つけていないと高額の高速道路料金を払わねばなりません。おかしくありませんか。差額は、税金で購われるのです。ETCを付けていない人は、二重払いになっている感があります。ETCを付けていない人も1000円にすべきでしょう。

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