2009年8月3日月曜日

それでも政権交代はない

 日本では、民主党政権の成立が確実視される流れにありますが、国際政治に明るい原田武夫氏によると、ワシントンにいて対日利権を牛耳るいわゆる「知日派」が出した予測では、今回の衆院選挙では、自民、民主両党が単独で過半数を占めることはない。したがって、不安定な政局が続き、来年7月に衆参同日選挙が行われ、ここで日本の新しい政治が始まるというものです。このアメリカでの観測が、現実となるためには、「北朝鮮がミサイルを発射する」、「アメリカがデフォルト(国家債務不履行)を行う」などの事態、すなわち危機管理的な状況になれば与党が圧倒的に有利になると言っています。あり得るのは前者で、金総書記の体調はかなり危ないので、もしものことがあれば、軍部が実力行使を行い、ミサイルを発射する危険性はありますが、さすがに日本に向けて発射することはないでしょう。両者ともにないと思いますが、アメリカのやることは、ときどき空恐ろしいことをやりますので、まったくないことはないかも知れません。その点、民主党も馬鹿ではなく、インド洋の給油も続けると言っています。アメリカに刀を振り下ろさせないように民主党も大人の対応をしてほしいものです。小沢元代表は、ときどきとんでもない発言をすることがありますので、その点、代表に鳩山氏がなったのは、正解だったでしょう。

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