2009年7月16日木曜日

唐招提寺金堂の解体修理が完了

 わたしは、古寺の中で、西の京の唐招提寺金堂と山城の浄瑠璃寺が好きです。唐招提寺は、井上靖の「天平の甍」でよく知られています。鑑真和上像も今に生きているような感にとらわれます。金堂の柱は、ペルシャの影響を受けたともいわれます。神殿の柱のごとく、中央がほんの少し膨らんでいます。唐招提寺金堂は唯一現存する奈良時代建立の金堂です。この金堂の平成の大修理が、6月30日に完了しました。10年の年月がかかりました。落慶法要は、今秋11月1~3日に同寺で盛大に営まれます。舞楽や能楽、中国楽曲なども奉納される予定です。
 工事が終わり、金堂の右にある大きな吐水盤(手水鉢)の水音も奏で始めました。屋根の大きな鴟尾も作りかえられました。是非、奈良に観光においでください。来年は、なら遷都1300年です。いろいろの催し物があります。

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