2009年5月11日月曜日

日本のプロ野球選手の年棒

 2008年度のプロ野球チームの年棒の合計が発表になりました。これによりますと、14年連続1位だった巨人が、1位から3位に転落し、阪神が初めて1位になりました。1軍選手の比較をしますと、巨人の平均年棒が下がったのは、活躍する選手が若返ったことにあるでしょう。意外なのは、西武で昨年、日本一になったにもかかわらず6位でした。経営が苦しいのでしょう。そして、最下位は、やはり広島でした。金本、新井などの高給取りを他球団に出しても、よく頑張っています。
 平均年棒と観客動員数との間に相関は、あるのでしょうか。5チームのみ列挙します。さすがに阪神は、年棒、観客動員数ともにトップです。西武は、日本一になったにもかかわらず、観客動員数は7位です。広島は、年棒が最下位にもかかわらず観客動員数は、8位です。広島ファンの熱い応援が分かります。観客動員数最下位は横浜です。三浦など年棒が高いのがいるにもかかわらず、年棒に値する活躍をしていないのでしょう。ファンが球場に足を運びません。開幕した途端に連敗、最下位ではファンも応援のし甲斐がありません。その点、阪神ファンは立派です。18年間優勝から遠ざかっても甲子園球場に通いました。負けても負けても通って、今日の観客動員数1位があるのでしょう。岡田前監督なども潔かったなと思います。世の経営者、政治家も見習ってほしいくらいです。
 野球の勝負は、投手が作るようなものですが、投手はリリーフ、クローザーを除くと5日か6日ごとしか投げません。その点、野手は毎試合出れます。その点からすると、野手の年棒の方が高くてもいいように思うのですが、やはり投手の方が得なようです。これは、大リーグの松坂とイチローを比べても分かります。パリーグは、まだ比較的団子状態ですが、セリーグは巨人が悠々と1位を走っています。昨年もテレビの視聴率は最低でしたが、今年はもっとひどい結果になるかも分かりません。巨人の監督は、誰がやってもそう変わりません。いっそうSMAPのキムタクなどにやらせて、若いファンに来て貰うようにしたらどうでしょう。毎試合、SMAPのメンバーの誰かが始球式をするとか。たまには、ナベツネさんも投げたらどうでしょう。もう原、星野では、面白くないし、観客は呼べないでしょう。
   チームの平均年棒      観客動員数
1.阪神  1億176万円     1.阪神   41,344人(-5.3%)
2.ソフトバンク 9200万円    2.巨人   39,948人(-1.2%)
3.巨人     8278万円    4.ソフトバンク 31,251人(- 2.5%)
6.西武     5715万円    7.西  武   19,633人(+29.3%)
12.広島    4027万円    8.広  島   19,315人(+23.2%)
                    12.横  浜   15,694人(-8.3%)

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