2009年4月17日金曜日

着物を着て、桜の前での記念撮影

 3月27日の産経新聞によりますと、武漢大学構内の桜園で和服を着て記念撮影をしていた中国人女性2人が罵声を浴びせられたと書いていました。2人はすぐ立ち去ったということですが、
武漢大学の学生の一人は、「和服は日本特有の衣裳であり、見ていて不愉快に思った」と書いていました。
 武漢大学は2002年に、武大弁[2002]7号「関於桜花開放期間校園管理的通知」(桜が咲く期間における学校内の管理についてのお知らせ)を公布しています。そのお知らせの第二条には、桜が咲くときに、大学構内で、着物を着て、写真を撮ることが禁止されています。
 わたしは、展示会のときに中国の女子高校生・大学生に浴衣を着せて、説明員になってもらいましたが、非常に好評で、説明員の友達や両親が展示ブースに着て、一緒に撮影していました。北京、上海、大連、成都で行いましたが、地方における差異は感じませんでした。また、和服や浴衣に不愉快という言葉を吐く人もいませんでした。日本の着物や浴衣は、中国の人にとっても、きれいな衣裳として認められています。この記事を見て、在日の中国人は、はなから信用しませんでしたし、北京、西安、上海、無錫、シンセンに住む中国人にも聞きましたが、そういう話は一切聞きませんでした。
 武漢大学の学生は、少し異常なのかも分かりません。もしくは、戦争中に武漢で日本兵による暴力事件があったかも知れませんが、寡聞にして知りません。ただし、産経新聞は、中国に対して、親しく付き合おうという気がありませんので、この記事も少し割引いて見た方がいいかもしれません。中国とは、仲良く付き合いたいものです。中国のひとは、日本の製品、食べ物など非常に好きです。いい隣人になれると思います。

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