2009年1月25日日曜日

米アップルが最高益

 ソニーが2600億円の赤字、米マイクロソフトが5000人削減、インテル5000人削減など従来の優良企業が赤字や人員削減を打ち出すという暗い情報が溢れる中、米アップルが、09.10~12月の第4四半期の発表をしましたが、売上が前年同期比6%増の101億6700万ドル(約9050億円)、純利益も前年同期比2%増の16億5000万ドル(約1430億円)でともに四半期の過去最高を記録しました。これは、iPodの販売が好調で、販売台数が2272万7000台と、四半期の最高記録を塗り替えたことが大きな理由です。
 ソニーにもデジタルウオークマンなどもありますが、iPodの一人勝ちのようです。日本メーカーも再度、考え直した方がいいのかも分かりません。従来の延長戦上の製造では、生き残れないと言われています。この不況を何を持って立ち上がるのかが必要であるなどと言われます。わたしも長年、開発に携わって来ましたが、これは非常に難しいものです。結局、各エンジニアが自分の得意分野は何なのかということを見直し、自分の土俵で再度真剣勝負をすべきでしょう。なんとか言いながら、日本のエンジニアは優秀です。しかし、自信を失くしている感があります。今更、ほかの分野に進んでも一流になるには、10年かかります。間に合いません。それよりは、自分の最強のところでスキルを磨きなおし、新製品に知恵を絞り出すべきでしょう。それが出来ない人は、退場する以外にありませんが、人間、その気になれば、必ず壁は破れます。匠の国のエンジニアは、再度、自信を取り戻して、自らの手で好業績を達成してほしいものです。

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