2008年12月29日月曜日

渡辺喜美元行革相がひとり造反

24日、民主党の出した衆院解散要求決議案に渡辺喜美元行革相が与党の中でひとり造反し賛成しましたが、与党の反対で否決されました。渡辺議員は、「今の閉塞状況を打破するには解散・総選挙しかない」といたるところで語っていました。また、後藤田正純議員なども同調するかと思いましたが、渡辺議員ひとりだけでした。やはり自民党の若手には、侍はいないようです。郵政解体に最後まで反対した平沼議員のような人は、自民の若手には皆目いないようです。テレビに出ては、威勢のいいことを言っているのは、たくさんいますが、いざとなると党幹部の顔色をうかがってすごすご引き下がる輩ばかりのようです。結局、渡辺議員は、2番目に軽い戒告処分を受けたのみでした。これは、渡辺議員が選挙に圧倒的に強いからで、一緒に造反できなかった若手議員は当落ギリギリなために動くに動けなかったという情けない話です。自民党としても、当確のはっきりしている渡辺議員は切りたくても切れなかったようです。ぼろがぼろぼろ出始めました。

渡辺議員は、当日、後援会に手紙を送っています。「戦前、昭和恐慌後の悲しい歴史の教訓は、準戦時体制のもとで政党内閣制が崩壊し、政治は排除され、究極の官僚内閣制が戦争をもたらしたことでした。二度とこの失敗の歴史をくりかえしてはなりません」と伝えています。将来の首相候補かも分かりません。あとは、人望の研究をしてほしいものです。

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